魚の話

旬の魚

牡蠣(かき)【Oyster】

牡蠣(かき)

扱い方・食べ方
【カキにあたらないために】 カキで食あたりを起こしたとよく聞きますが、カキ自体が貝毒を持つのはシーズンオフですし、栄養が豊富なので食べた人の体調が悪いときなどには逆に強すぎる場合もあり、一概に“カキ=食あたり”とはいえない場合も多くあります。そこで次のことを守ればカキにあたるのを避けることができます。 1.賞味期限を守ること。 2.体調が悪いときは生ガキを避ける。 3.それでも心配ならば70℃以上の温度で加熱調理する。 【カキの洗い方】 カキは、風味を損なわないように、洗うときもあまり水につけすぎないようにします。軽く塩をしてすぐにボールなどに張った水の中で2~3回ふり洗いします。このとき、手早く洗うのがポイントです。また、大根おろしのなかで軽くカキの汚れを落とし、その後ボールに張った水で2~3回ふり洗いする方法もあります。どちらの場合も、その後、水気をきるようにしてください。
栄養・効能
カキは海のミルクといわれるほど栄養豊富です。カキの甘みは私たちのエネルギーのもと、グリコーゲンで疲労回復や脳の働きを活発にします。また、ミネラル分が豊富で味覚障害を予防する亜鉛の含有量は魚介類の中でナンバーワン。血液を作る働きのある鉄・銅も多く含まれるので貧血予防に効果があります。そのほか、糖分をエネルギーに変えるビタミンB1、発育を促進するB2、“赤いビタミン”と呼ばれ、赤血球を作るのに欠くことのできないB12も多く含みます。
プロフィール
魚介類の生食をしない欧米でもカキだけは例外として、古くから食べられてきました。かの英雄シーザーは、カキを求めて戦争をしたともいわれています。カキという名は、殻から“かきおとす”ことからつけられたといいます。カキ(マガキ)は日本の沿岸の岩礁にふつうに見られるカキで、現在はそのほとんどが養殖されています。旬は秋から冬です。「Rのつかない月にカキはは食べるな」とイギリスのことわざにあります。これはカキの産卵期が5月~8月(MAY~AUGUST)」にあたり、放卵後は身がやせて味が落ちるからです。
選び方

殻付きのもの

見分けるのは非常に難しいです。

むき身のもの

生食用・加熱用の表示があります。身がふっくらとして艶があり、ひだがはっきりしているものがよいものです。カキは品質管理が厳しいので、表示されている賞味期限がしっかりしています。通常、水揚げされてから4日ですので、期限はくれぐれも注意しましょう。

栄養成分表
生の場合(100g中)
水分 81.8g ビタミンA 55IU
たんぱく質 9.7g ビタミンE 1.2mg
カルシウム 55mg ビタミンB1 0.16mg
リン 130mg ビタミンB2 0.32mg
3.6mg ビタミンB12 38.9μg
ナトリウム 280mg DHA 92mg
カリウム 230mg EPA 160mg
亜鉛 40000μg    
3500μg エネルギー 78kcal